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大相撲きょうの記事(10月16日)

昭和2年

喧嘩を制して春日山刺さる。

15日、八王子市大善寺の素人相撲場で観客が野次を飛ばした事を契機に大乱闘となろうとしたのを、春日山が制止した所、立腹した観客が春日山の胸部を刺して逃走。八王子署員により逮捕されたが、目下春日山は危篤。

(解説)

春日山は元関脇藤ノ川。結果無事だったため、このニュースは後世には伝わらなかったがなかなかの椿事である。

当時は相撲人気低迷期とされているが、人気低迷したのは大相撲であって、アマチュアの相撲はむしろ盛んであった。こうした村の素人相撲から、双葉山を筆頭に多くの名力士が生まれることになる。

写真は「国技」より、現役時代の藤ノ川。

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